寝不足での記憶がPDE4阻害剤roflumilastで回復しうる

マウスの海馬。赤い点が学習の痕跡を示す神経。青はそれ以外の神経。

PDE4阻害剤roflumilast(ロフルミラスト) は寝不足のときに備わった記憶を後で思い出せるようにすることがマウス実験で示されました。

Recovering object-location memories after sleep deprivation-induced amnesia. Current Biology. December 27, 2022

https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(22)01906-6

roflumilastは慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療として人に使うことが承認されており、記憶を回復させる効果があるかどうかを調べる臨床試験を実施できそうです。

roflumilastが記憶を回復させる仕組みなどの新たな課題に取り組みたいと研究者は考えています。

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