脳の包みが実は四層だった件

くも膜と軟膜にもう1つの膜があることが新たに判明。名称はsubarachnoid lymphatic-like membrane (SLYM)

昔ながらの理解では脳は3層の膜に覆われていることになっていましたが、さにあらんや4層目が見つかりました。

頭蓋骨に近い順に硬膜(dura mater)、くも膜(arachnoid mater)、軟膜(pia mater)の3つが脳を包む膜としてこれまで知られていました。

新たに見つかったsubarachnoid lymphatic-like membrane(SLYM、スライム)と呼ばれるその層はくも膜と軟膜の間にあり、免疫細胞を多数擁し、脳脊髄液(CSF)と静脈血のあいだでの小さな溶質のやり取りの場を担います。

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