脳を取り囲む髄膜リンパ(meningeal lymphatic)は脳脊髄液(CSF)や脳の老廃物の排出に携わります。
髄膜リンパが長く損なわれると脳の興奮性と抑制性のシナプス入力のバランスが崩れて記憶が損なわれると分かりました。
そうなることにはマイクログリアがサイトカイン・IL-6を作り過ぎるようになることが寄与しており、IL-6は抑制性シナプス入力を乏しくして頭を鈍くするようです。
老化マウスの衰えた髄膜リンパをVEGF-Cで盛り返したところIL-6が減り、抑制性シナプス入力が増え、記憶が改善しました。
[写真]老化は脳を取り囲む髄膜(下図の青色)のリンパ管(緑色)を細らし、脳からの老廃物排出を妨げ、認知機能を損なわせる。老化マウスの髄膜リンパ管を下図の下段のように(おそらくVEGF-Cで)増やしたところ記憶が改善した。

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