以下はマウス小脳切片を抗ゼブリン2抗体で染色したもの(The cloning of zebrin II reveals its identity with aldolase C. Development 1994)。
ゼブリン2のそういう縞模様の配置が脊髄小脳失調症7型(SCA7)を模すマウスでは運動症状が生じる頃に消失することが示された。
SCA7はアミノ酸の一つのグルタミンを指定する3塩基(CAG)反復の伸長で生じる神経変性疾患(グルタミン反復運動失調症、polyglutamine ataxia)の一種。
ゼブリン2発現PCの不調はSCA7のみならずグルタミン反復運動失調症のどれにも共通する病変らしいと著者は言っている。
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