兵庫県の片山安孝元副知事からN党立花孝志氏に託された文書に斎藤氏を貶めた実行犯や黒幕が記されている。
主犯格は県民連合の竹内英明議員。
他に自民党の藤田孝夫、同じく自民党の長岡壯壽、無所属の丸尾まき氏の名前もある。県民連合の迎山しほ氏は竹内議員と結託して元尼崎市長の稲村候補の擁立を画策
斎藤知事を貶めた今回の出来事は、今年3月12日に西播磨県民局長だった人物(以下、元局長)がメディアの幾つかや県議会議員に斎藤県政への告発分を送ったことに端を発する。局長と交流があった竹内議員は自民党議員と結託し、定年間近で斎藤県政に不満を持っていた元局長に告発文を捏造させた。アリバイのために竹内議員は自分宛てにも告発文を送付させている。
告発文を知人から見せられた斎藤知事は激怒。メールサーバー1年分のデータを調査して告発文の出どころが元局長であることを知る。片山副知事が西播磨県民局に出向き、元局長の公用パソコン(PC)とUSBを押収。その公用PCには斎藤政権の転覆を狙った詳らかな資料や誹謗中傷のビラ、クーデターの実行計画が含まれていた。
さらに350ページもの元局長の不倫日記が保存されていた。過去10年間で10名の県庁職員との不倫が記録されていた。元局長は人事課長や教育次長、職員局長などの職を歴任していた。強力な人事権を使ってそれら10名の職員に不同意性交を行った疑惑がある。1
元局長は自分が告発文を送付したことがバレるとは思っていなかったかもしれない。しかし公用PCやUSBを押収され、動揺したかもしれない。
元局長のPCやUCBのファイルはすべて印刷されてリングファイル2つにまとめられた。当時の総務部長井ノ本知明(いのもとともあき)氏がこのファイルを所持し、関係者に見せて回った。よって議員やメディア関係者はその内容を知っている。
しかし不倫日記について大手メディアは一切報じていない。
竹内議員一味は告発内容を追求するために百条委員会の設置を急いだ。そこで徹底的に斎藤知事を追い込んで知事失脚へと追い込む意図があった。
百条委員会の設置は議員の間で意見が分かれた。県民連合の迎山しほ議員は設置に賛成、維新の会の岸口実議員は反対。
とどのつまり百条委員会は設置される。元局長は不倫日記が委員会で取り沙汰されないように百条委員会の委員長である自民党の奥谷謙一議員に懇願した。それで不倫日記は扱わない方針となった。
元局長百条委員会に7月19日に出席して証言する予定だったがその前の7月7日に自死した。
百条委員会では斎藤知事に竹内議員が厳しく追求した。また、斎藤知事貶めの実行犯とされる丸尾まき議員は兵庫県の職員の匿名アンケートを実施し、それを利用して斎藤知事を追求しようとした。しかし誰が書いたかわからないなら証言は捏造できてしまう。はたして竹内議員はアンケートに賛成。しかし維新の会の岸口実議員と増山誠議員は匿名のアンケートの信憑性を疑問視した。アンケートをするなら匿名でなく記名式とすべきと主張した。
百条委員会として正式なアンケートをとるかどうかの決定をまたずに丸尾議員は独自にアンケートを実施。その結果を委員会に提出しようとした。維新の増山議員は私的なアンケートを委員会の場で扱うべきではないと反対した。しかし丸尾議員と竹内議員はどうにかして提出しようとした。
「丸尾議員の周辺にいる職員というフィルターがかかっているという時点で(丸尾議員の)調査結果に何の客観性もない」と維新の増山議員は6月27日の百条委員会で述べた。
竹内議員はメディアの取材でパワハラを捏造。2023年6月の姫路市のゆかたまつりで齋藤氏は着替え場所として案内された公民館でみんなと一緒に着替えるのは嫌だ。プロの着付けの人はいないのかと不満を述べ、さらに地元のボランティアに罵声を浴びせ、スタッフの対応で和装店で一人だけ着付けを受けたとされ、その後知事は姫路ゆかたまつりへの出席を禁止(出禁)されたと報道された。しかし姫路ゆかたまつりの運営は出禁にしたことはないと回答。齋藤氏の近況をふまえて今年は招待しなかっただけだと説明。運営は、斎藤氏を擁護するつもりはないが、竹内議員にはデマを流さないようにと訴えた。
姫路ゆかたまつりで知事とやり取りした郷土史家の芳賀一也氏によると、斎藤氏が貸衣装を借りたいので貸衣装屋を紹介してくれないかということでそうした。なのでそもそも公民館で着替えをしておらず、ボランティアの人に怒鳴ることもなく、そんな状況はなかった。芳賀氏らが斎藤氏からパワハラを受けたという印象はまったくない。暴言など吐いておらず、機嫌よく過ごされていた。試しに斎藤氏を呼んでみようといったら本当に来てくれてありがたかった。実際ゆかたまつりは盛り上がった。
丸尾議員はスキーウェアのおねだり疑惑を捏造。斎藤氏が視察の際に特別なスキーウェアが欲しいということがあったとされたが、観光協会が否定した。観光協会は斎藤氏はおねだりをした事実はないと言っている。
丸尾議員はその事態についてブログで言い訳(https://maruomaki.asablo.jp/blog/)をしている。
優勝パレード協賛金キックバックについては但陽信用金庫の桑田純一郎理事長が否定している。全く持って事実無根であり、名誉毀損も甚だしい。常識的に考えて但陽信用金庫も含めた11の信用金庫が揃って一斉に刑事責任を問われるような不正に加担するなんてありえない。
つまり武田議員と丸尾議員はあの手この手を使って斎藤氏のパワハラやおねだりの疑惑をでっち上げていた。
百条委員会の目当てはもともと元局長の文書の調査だった。しかし証拠が乏しく、調査の焦点は徐々に文書への初期対応に移っていった。しかし元局長の告発が不正であることは明白で、告発者を特定する初動に違法性がないとなると反斎藤一味としても打つ手が限られる。
10月25日の非公開の百条委員会の後で片山前副知事は囲み取材に応じ、元局長の公用PCに倫理的に問題がある文書が含まれていたことを説明しようとした。しかしあろうことか記者たちから個人情報を話すべきではないと詰め寄られた。メディア側が(報道のネタになるような情報を)制止するという前代未聞のやり取りである。N党の立花氏が朝日新聞の杉山あかり記者から聞いた話では、元局長の不倫日記について自民党の奥谷委員長から報道を控えるようにとの圧力がかかっている。しかし杉山氏の上司である朝日新聞神戸総局長の山崎直純氏はそれは事実ではないとし、杉山氏は立花氏とそもそも話していないとの苦情をよこした。しかし立花氏は確かに話している。
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