Lexeo Therapeutics社のアルツハイマー病遺伝子治療のタウ低下は今ひとつ頼りない

APOE2遺伝子を届けるLexeo Therapeutics社のアルツハイマー病(AD)治療LX1001のPh1/2試験の被験者15人全員でめでたくAPOE2が発現し始めました。

AD特徴のタウ蛋白質は減少し、特には軽度認知機能障害(MCI)や軽度の認知症(MILD)ではなくより進行した中等度の認知症(MOD)患者4人のタウが下図の如く減少しました。

MCIや軽症の認知症患者9人では半数ほどがタウ上昇を来しており、しかも用量が多い患者でも生じています。

Ph1/2試験はアポリポ蛋白質E(APOE)遺伝子一対の両方ともε4型(APOE4/4)のアルツハイマー病患者が対象で、被験者組み入れは去年2023年4Qに完了し、15人にLX1001が投与されています。

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